間取りづくりの基本「ゾーニング」

間取りづくりの基本

ゾーニング
こんにちは!このコラムでは、新築を考え始めたけれど、なにから始めよう…どんな住宅を建てよう…とお悩みの方へのヒントとなる、家づくり「 i 」デアとして、おすすめの間取りやアイテム、平屋暮らしについて、暮らしを楽しむための家づくりについてを配信してきます!
今回のテーマは、間取りづくりの基本である
「ゾーニング」についてです!

間取りづくりの基本

家族の暮らし方に「ぴったり」な
間取りを見つけることが大切です。
家づくりでは、「朝起きる」「料理をする」「食事をする」「洗濯物を干す」「家族との団らん」「お風呂に入る」「寝る」など、実際の家族の行動をイメージすることが大切です。まずは、家族が新しい家で「どんな暮らし方をしたいか」を考え、そこから自分たちのライフスタイルに「ぴったり」合った間取りを考えていきましょう。

ゾーニングとは

住まいに必要な空間を位置関係を
決める大切な作業です。
家族の行動をイメージする作業をスムーズに行うための方法として「ゾーニング」という考え方があります。「ゾーニング」では、住まいの各空間を用途(機能)別に分類し、具体的にどの部屋の隣にどの空間があれば便利なのか、人の動きをスムーズにするためにはダイニングやキッチンをどのように配置すればよいのか、住まいに必要な空間と位置関係を決めていきます。

ゾーン分類

主に「3つ」のゾーンに分かれます。

家族が集まる「パブリックゾーン」

住まいの中で、家族が集まり団らんするリビングやダイニング、キッチンなどの空間を「パブリックゾーン」といいます。

じぶん時間を過ごす「プライベートゾーン」

寝室や各居室、趣味部屋などの「じぶん時間」を過ごす空間を「プライベートゾーン」といいます。

暮らしに必要な「サービスゾーン」

洗面所やお風呂、トイレなど、暮らしていくのに必要な空間を「サービスゾーン」といいます。また、家事室やランドリールームなどの「家事空間」もここに分類します。

ゾーン分けしてみよう

下の間取りを実際に
ゾーン分けしてみましょう。
パブリックゾーンを「赤」
プライベートゾーンを「緑」
サービスゾーンを「青」
で色分けしてみると…。
こんな感じに!ゾーン別に色分けすることで、真っ白な状態の間取り図からは読み取りづらかったことが、見えるようになってきませんか?
この間取りの特徴は、リビングを中心にプライベートルームが配置されていることです。このような間取りでは、特にお子さんのいる家庭の場合は、お子さんが子ども部屋からトイレやお風呂に行くときに、必ずリビングを通るので、家族団らんやコミュニケーションをスムーズに行うことができます。
また、廊下などの無駄なスペースがないので、建築費用を抑えられるコストパフォーマンスの良い間取りとも言えます。平屋ならではのシンプルな間取りが魅力ですね。

まとめ

間取りをつくるときは
まずはゾーニングを意識!
  1. 家族の「暮らし方」にぴったりな間取りをみつけましょう。
  2. ゾーニングは住まいに必要な空間と位置関係を決める大切な作業です。
  3. ゾーン分類は主に「パブリックゾーン」「プライベートゾーン」「サービスゾーン」の3つに分けられます。
  4. 気になる間取りは、ゾーンごとに色分けしてみましょう!その間取りの特徴がより分かりやすくなります。
ゾーニングを無視して間取りをつくってしまうと、極端に廊下が多くなってしまったり、家事の時に動きづらかったり…無駄な空間や動線ができてしまう可能性があります。そのため、間取りをつくる上では、まずこのゾーニングを意識してみましょう!
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